注文住宅を建てたいという人は多いと思います。しかし、その価格を考えるとなかなか手が出ないと思ってしまう人も多いのではないでしょうか。住宅の大きさや広さ、使い勝手などを考えた場合、分譲住宅の方が使いやすいと考える人も少なくありません。分譲住宅のデザインの多くはたくさんの注文住宅を手掛けてきたデザイナーたちがその経験を踏まえて総合的に設計している場合も多いので、広く一般的に使いやすいことを重点に設計されていることが多いからです。

その点、注文住宅はマニアックな部分があり、使いやすさよりも重厚さや見た目の美しさを重視している物も少なくありません。また自分でデザインする場合は非常に手間がかかってしまうため、時間も費用も掛かってしまう点が欠点でもあります。しかし、分譲住宅の場合には価格を重視している部分があり、出来るだけ快適な家を出来るだけ安い値段でという観点から建材の品質や工法において、その価格に見合った程度で有ることが大きなポイントになります。もちろん、決して建築基準を満足していないということではないので不安な面はないのですが、それでも30年、40年という長い期間で考えたときに補修などを一切せずに済む可能性は、注文住宅の方が高いと言えます。

注文住宅は非常に金額が高いと敬遠されがちな部分もありますが、そのメリットは素材や工法まで吟味することができ、長期間安心し納得できる家づくりができるということなのです。