家族4人などで暮らすための平屋の場合、お子さんが小さい場合は別にしても将来的に子供部屋を確保するためにはある程度の延べ床面積の確保も必要になります。延べ床面積が広くなると住宅の中央部は光が入りにくい環境になりやすくなりますし、光が入りにくくなると風通しも悪くなりがちです。これでは、せっかくの平屋も満足感を得ることができない注文住宅になりますが、家の形状をコの字型・ロの字型にして家の中心部分に中庭を確保することで風通しや採光を取り入れることができる家になります。注文住宅なら自由設計ですから中庭にするとその部分の面積が削らせてしまうことになる、土地があまり広くないときなどは中庭を作ると間取りが狭くなるリスクも出て来ます。

このとき役立つ存在になってくれるのがトップライトやハイサイドライトの設置です。トップライトとは採光のために屋根に設置した天窓で、ハイサイドライトとは壁面の高い位置に取り付けた窓です。これらを活用することで間取りを取りながら平屋の家づくりが実現します。なお、平屋の延べ床面積が大きくなると家の中央部に太陽の光が届きにくくなるので対策が必要になりますが、これと同じような悩みを持っていた家も多数存在しています。

工務店などのホームページではどのようにして悩みを解決したのか、このような情報を入手できる施工事例も掲載してあるので注文住宅で平屋の家を建てたい人は、工務店のホームページに掲載してある施工例を参考にされると良いでしょう。